カテゴリ:書籍( 24 )

春樹を読んでみた

村上春樹を実は、今まで1冊も読んでいなかった。

「ノルウェーの森」と「アフターダーク」を読んで見た。
世界の村上春樹を僕がどうこう語るつもりはないし、正直語れない。

語れない、というのは僕にとって非常に不思議な作品だったからだ。
話に波がない、というか、細い線が上下に触れることなく進む、そして柔らかい。

「ノルウェーの森」は本当に最後の最後でちょっと山があったが、それもほんの数ページ。
アフターダークに関しては、山なんて全くなかったのではないか。
ただ、遠くから見ると全く波がなく見れる文章も、実は細かく揺れていて、
本を読んでいて退屈になることは全くなかった。

恐らく、村上春樹フリークのハルキニストたちからすれば、
「お前の読書力が低すぎて彼の世界観を理解できていない」と責められること、間違いないだろう。

理解する事はこちらの自由だ、と言いたいものだが、素直に読書力の低さを認めよう。
とりあえず春樹の他の作品を読むことで、また理解できることもあろう。
他の作品も読んでみて春樹ワールドを楽しめれば、と思う。

個人的には村上龍は昔から大好きで、
彼のワイルドで読者を強引にでも世界に引っ張ってくれる感覚に魅かれたのかな。
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by shimochan_terry | 2009-09-06 13:24 | 書籍

マクトゥーヴ

パウロ・コエーリョの「アルケミスト」
非常によいです。

有名な作品らしいですが、自分は全く知らず、常務に薦められ即購入。

羊飼いの少年が夢に見た宝探しの旅にでる物語。
物語の中に示唆に富む言葉が散りばめられています。


・何かを本当に欲すれば、宇宙は常にお前の味方になってくれる
・本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていたのだ
・すべては一つ
・自分が何を欲しているか知らなければならない
・マクトゥーヴ(それは書かれている)
・人生は今生きているこの瞬間である
・地球上のすべての人が心で理解できる言葉
・では、やってみるがいい
・毎日の中に永遠があるのだ
・学ぶ方法はひとつしかない、それは行動を通してだけだ
・自分の心から決して逃げることはできない
・「何故、人の心は夢を追い続けろと言わないのですか?」 
  「それが心を最も苦しませることだからだ」
・夢の実現を不可能にするのものは失敗するのではないかという恐れだ

なんか、もうすごすぎです。

箇条書きにすると味気なく、
ちょっとこそばゆい言葉の羅列になってしまいますが
読んでいると物語の中で、うまく中和されており自分は和みました。

読む度に違う感じ方ができそうな本ですね。
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by shimochan_terry | 2008-10-04 17:19 | 書籍

世界の中心だけが素晴らしいわけではない

普段、小説(特に現代作家)を読まないのだが、
地元の本屋をフラフラして何となく買ってスタバへ。

陰日向に咲く

芸人として大好きです。
M男とかオヤジ狩とか北八先生とか尾藤とかオモロスギ。
よくYou Tubeで見てます。

小説も注目してたけど、何となく読まずにいたのでいい機会。

いくつかの物語が平行して流れるスタイル。
そして、どこかで常に重なり合ったり、交わったりする構成です。
よくある形ですが、個人的には好きな構成です。

一人ひとりの人生が世の中としては目立たなくも、キラリとか輝く。
タイトルままですが、陰日向に咲く感じですね。
そこに自分も感情移入して、ちょっとほろっと来ます。

スティーブジョブズ 神の交渉力
ジョブズ系の礼賛本が数多く出ているが一冊も読んでいなかったので購入。
ジョブズこれでの経営方針とやり口をまとめている。
ジョブズのコントロール方法を知らなかったので、これほどまでにワンマンな人とは知らなかったが、それだからこそ妥協をせずに、創造的破壊的な商品をマーケットに提供できたのだろう。

しつこさは重要。
うちの役員もこの前の飲みで自分の負けない点は、
「自分が正しいと思ったことには絶対くらいつく、しつこく対峙できること」と言ってたもんな。
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by shimochan_terry | 2008-08-15 20:39 | 書籍

万人ウケは続かない

フォーカス

企業が利益を出し続けるにはフォーカスし続けろ、
と何回も何回も徹底的に述べています。
完全にコングロマリットを批判しています。

企業は調子がいいとすぐに多角化とラインナップの拡大戦略に走りますが、
それは絶対にポシャりますよと。
抽象的な理念やコンセプトを基にビジネスを拡大せず、
利益を出し続けるためのフォーカスを忘れるなですね。


商品のライフサイクルもあるので、
一概にフォーカスし続ける事も無理だけど
その時も、自分のアセットと強みを考えて無茶な事しちゃ、
企業の強みも生かせないし、ブランド力(消費者イメージ)もなんもないですからね。

「餅は餅屋」ってことでしょうか。

1996年が初版なので、10年以上前ですが十分学びがあります。
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by shimochan_terry | 2008-05-05 22:58 | 書籍

とりあえず書評

何となく書評。

「わかる」ことは「かわる」こと
衝撃の対談集。
物事の考え方のエッセンスが詰まっている感じです。
タイトルにもなっていますが、
理解する事をもって、自分の行動、生活、人生がどう変わるのか
それが本当に重要なことです。
「思想」と「行動」、「コンセプト」と「オペレーション」は
ニワトリと卵の関係のようですが、思想が行動に強烈に影響する事は事実です。
他にも考えるヒントが多く詰まっています。

希望のしくみ
これも考え方のヒント有。
まあ、養老さんの本だから似たような形になってくるんだけど。
世の中は「わからない」ことだらけで、「わからない」のが当たり前、っていうのに納得。
だから、しこたま考えてみんな、必死になってるんだよ。
簡単に答えられるようなことは、価値があまりないんだよね。
自分で手を動かして、考えて、方法論生み出すぐらいじゃないと。

シンプリシティの法則
複雑な現代でいかにシンプルにを保つか。
非常にコンセプチュアルな本なので、落とし込むのが難しい。
正直、言葉の表面でしか理解できなかった。
ただ、気に掛かるフレーズはあるので、期間をあけて読むといいかも。。。

シナリオ構想力
同じシリーズの定量分析が良かったので期待して買ったが個人的には期待はずれ。
期待値が高かったのか?
アイディアの発想やストーリーの考え方に今一つ、おもしろみがなかったかな。

未来を変えるイチロー262のNEXTメッセージ
悪くはないが、個人的には1作目のイチロー 262のメッセージ の方が好きだった。

実況LIVE 企業ファイナンス入門講座
非常にわかりやすいです。
専門の方からすれば、当たり前のことばかりだとは思いますが、
こういった分野の勉強を大分さぼっていたのでとてもタメになりました。
昔、かじったところも含めて財務からの企業分析を再度復習できました。

書評は定期的に書かないとダメですね。
疲れたので、他のは明日にします。
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by shimochan_terry | 2008-04-29 00:05 | 書籍

まあ、最後はやるしかないのですが

会社の先輩がある本を読んでいて、たまたま自分も書店で気が向いたので買ってみた。
そして、読んだ。

結構、イケテます。
夢をかなえるゾウ

「変わりたい」と思っている、イケテないサラリーマンと
関西弁の象の神様「ガネーシャ」の物語。

本の中でも書いているが、この本の中で書いているやるべきことって巷にもうあふれている。
恐らく、ほとんどの人が聞いたことあることばっかり。
けど、皆知っているのに、何でずっとHOW TO本や自己啓発本が売れるのか?

それは、多くの人が自分の未来にだけ期待して、現実を変えないから。

本質だ。
やらないと何も変わらないものね。

単純にガネーシャがおもろすぎるので笑えます。
神様なのにふざけてるし、なめてるけど、憎めなくてかわいい。
さらに、本質をついた意見。

著者は・・・と思ったら、
「ウケる技術」の水野敬也さん。
そりゃ、おもろいはずだ(笑)
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by shimochan_terry | 2008-03-23 07:50 | 書籍

簡単によめますので是非

先週末から今週頭までダウンしてしまった。
体調が優れなくご飯も食べないからだが、最後は無理やり口に入れて治した。

病気になるたびひとりはきついなーと思う。
もう完全に回復したので大丈夫。

今日は簡易に読めて素敵な気分になれる本紹介です。

数の悪魔
数学嫌いの子供のところに夜な夜な夢として数の悪魔が出てきて数学についてお話しします。
自分に子供ができたら読ませてあげようリストに入れました。
大人でも楽しめます。

天才たちが愛した美しい数式
数学者・物理学者の読みものなので数式なんてわからなくて勿論大丈夫です。
僕も文系です。
ただ、数学者たちがこれほどまでに数式にこだわり、取り組んだ
ということがドラマティックに書かれ、またその数式が何のためにあるのかを教えてくれます。
アインシュタインの相対性理論とボーアの量子力学の対決は非常に興味をそそります。

アインシュタインの夢
アインシュタインの考える時間の概念を、現実の世界に誇張して落とし描いています。
時間が後ろから前に戻る世界、
過去・未来がなく現在しかない世界、
時間の流れが不連続の世界、
1日が1生の世界、
未来が3方向ありうる世界、
etc

不思議な感覚になる本です。

天才論
脳科学者で有名な茂木さんの本です。
個人的におもしろいと感じたのは、脳は視覚情報をそのま記憶するのではなく、
あえてばらばらのパーツにして記憶するのだそうです。
バラバラのパーツにして記憶するからこそ様々な場面で記憶を組み合わせて
自分にふりかかる未来のことを創造できるのだそうです。
そしてこの思いがけない組み合わせがひらめきだと。

てつがくこじんじゅぎょう
僕の大好きな鷲田清一さんと永江さんの対談風、個人授業。
哲学のイケテルワンフレーズをもとにその人のメッセージを二人で読み取ります。
1回1回が短いので物足りないと感じるときもありますが、
エッセンスは凝縮されていて非常におもしろいです。

「人生は断絶で考えよう」
この言葉は非常に的を得ています。
なんか他にも色々ありますが、ここのエッセンスは一つ一つブログのテーマで
扱えるので別々にして書きたいです。

全部、読みやすいのでおススメです。
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by shimochan_terry | 2008-03-01 11:50 | 書籍

「花びらは散る、花は散らない。」

pro-「前へ」

止まる事は「死」を意味するかのようなこの世の中。
プログラム/プロデュース/プロジェクトなど前のめりな現代。
busy-ness(=忙しさ)で我を忘れるビジネス社会

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現代は何より「はか」がいくこと、
はかばかしく結果を手に入れることが求められます。
「はかなさ」と日本人
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目的を設定し、そこに向かうために現在からの過程を策定し絶えず進んでいく。
たどり着いた先に何が見えるのでしょうか。

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行きつくところは、せいぜい世界の終わり、人類の死だというふうに感じられるところには
これまでのように世界や社会をうまく「はかる」ことができない。
前のめりに意味や目的を求めてきたこれまでの考えかたが無効に感じられてくる。
その意味で「はか-ない」状況が現出してきたということです。
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まず断っておくが、僕は現代を否定するつもりは全くありません

ただ、少なからずとも人間が常に抱いているこういったむなしさ、はかなさを
見過ごしていくわけにはいかず、
どう向き合って生きていくのかを考えることは重要だと思っています。

著者も、
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「はかない」状況というのは、その中であらためてきちんと受けとりなおすことにおいて、
(中略)
なにものかをとり戻す状況でもあるということです。
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と、述べています。

「はかなさ」の向こうに対して、
①「夢の外へ」
②「夢の内へ」
③「夢と現のあわいへ」
という3パターンに分けて日本人がどう捉えてきたか論じられており、
とても平易でなおかつ刺激的な文章です。

この本を受けて、「はか」ないものがある中で自分が世の中とどう向き合い、
生きていくか(そんな大きなことでもありませんが・・・)を再考させてくれた本でした。

世の中には思考が深く本当に頭のいい人がいると感じます。
こういった本を手にしなければ、普段の仕事では感じ取れない何かを刺激してくれます。

あえて、いつもより一駅前降りて、物思いにふけりながら帰りました。

「花びらは散る、花は散らない。」
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by shimochan_terry | 2008-02-05 00:33 | 書籍

欲望の形を素敵にする

100円ショップに皆が普通に買い物に行きながら、
プレミア商品という名の高級化が進んでいる。

欲望の2極化だ。
きわめていびつな欲望がマーケティングとして生み出されている。
昼食にコンビニのおにぎりやマックをほおばる一方で、
エルメスの鞄やBMWの車に乗る人たち。


個々人の志向の違いだと簡単に言い切る問題ではないと思う。
間違った方法で欲望が刺激されている。
消費者は自分のスタイルを認識し忘れると幸せになれない。

なぜデザインなのかでも、

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社会全体が欲望しているものが、だんだん形になって世に現れてきて
環境をなすわけですから、それを素敵にしようと思ったら、
そもそも欲望の形を素敵にしないとそうならない。
=================================
とある。

原さんは「欲望のエデュケーション」といっているが、
デザインとマーケティングに携わる人には意識して欲しい。
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by shimochan_terry | 2008-02-02 13:07 | 書籍

いかに知らないかを、わからせる

まだ読み始めているところだけど、
原研哉×阿部雅世のなぜデザインなのか

原さんがEX-FORMATIONというコンセプトを提案している。
IN-FOMATIONとは逆の概念。

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コミュニケーションの仕事は「わからせる」ことではないんです。
(中略)
投げられた情報をキャッチして、「そのこと」を考え続けてしまうような状況を作ること、
受け手の脳をさらに活発に運動させていくことが重要なんです。
だから情報を既知化させるんじゃなくて、未知化する。
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いかに知らないかをわからせるというコミュニケーション方法は確かに強力だな。
「わかった」ことのスッキリ感、ブレークスルーはもちろんあるけど、
「知らなかった!」と未知化された情報を獲得したとき、
大きなどきどき、わくわく、もしかしたら焦りを僕たちは受けて、
自ら手を動かし、行動して、とりあえず止まらずに何かが始まるのかもしれない。
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by shimochan_terry | 2008-01-20 12:08 | 書籍