2008年 01月 19日 ( 2 )

本のエントリーもちょこちょこします

最近、本に関するエントリー書いていないので久しぶりに書きます。

①ライフサイクルイノベーション
キャズムの著者であるジェフリー・ムーアの本です。
ビジネスのライフサイクルに応じたイノベーションの打ち手を紹介しています。
創造期だけでなく成熟期・衰退期におけるイノベーションパターンまで述べてあり、おもしろい。
成熟事業行っている方は必見。
戦略オプションとしてもれなく検討できると思います。

また、コア・コンテキスト、ミッションクリティカル・非ミッションクリティカルに
会社の事業を分けて企業が成長し続けるポイントは分かりやすいと思う。
会社の収益はコアではなくコンテキストからほとんど出てきており、
コモディティ化されたコンテキストがミッションクリティカルであるならばそこに配分されている
資源をコアへ移行させる事は非常に難しい。
但し、会社が永続的に進化するにはコンテキストをできるだけ全体最適化・スタンダート化
して究極アウトソースする。
それにより生み出した資源をコアへ注力する。
うちの会社も頑張っているんだよな。
事業のライフサイクルとと人材資源の移行は逆周りさせるという提言も、
なるほどと納得させられた。

②プロフィット・ゾーン

利益を出す仕組みについての考察が秀逸。
GE、コカ・コーラなど企業の事例をもとに、収益を生み出すドライバーのパターンを提示。
我が社もグループ連結1兆円、利益2000億円を公言している。
特にコーポレートと事業部の握りは利益ベース。とても勉強になった。
売上=社会へのインパクト、利益=事業の価値だと言っていた役員の話しを思い出す。
ちなみにうちの会社の意思決定は基本的にPLベース。
アセットがほとんどないので、BSはほぼほぼ見ない。

③花鳥風月の科学

松岡正剛さん、この人ただものでない。頭がシャープすぎる。
花鳥風月に代表される日本の文化キーワードをもとに歴史・科学など様々な切り口から
独自の考察をもとに仮説を提示している。
アドレナリンが出まくりで読んでしまいました。
今、松岡さんの本は順々に読んでいます。

④合コンの社会学

「うんうん、そうだねー」って思って納得すると思います。
普段、みんなが感じていることを社会学の範疇として考察し、まとめてくれています。
なので、たまに笑えます。
僕の友達はとりあえず自己認知のために読んどきなさい。

今後は本のエントリーもまたちょこちょこ書きます。
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by shimochan_terry | 2008-01-19 21:16 | 書籍

視点の高さと現場感のコンフリクトを超えて

高い視点を持つことは常に大切だと思うが、
一社員がどこまでそれを持てることが会社にとって重要なのだろうか。


高い視点は大事だということに納得する一方で、
営業は顧客に対して、
商品企画はマーケット(≒消費者)に対して、
事業企画は事業(≒ビジネス・組織)に対して、
本気で考えて取り組むことに集中する事が健全なのではないかとも思う。

自分自身も人材ビジネス全体を俯瞰する立場で少し高い視点を見ざる得ない立場にはいるが、
全社オールで見たときに、他の事業とのシナジー、新規事業への投資など
会社として価値を伸ばす視点なんて持てていない。

持つ意識は重要だけど、持つことは難しい。

何がいいたいかと言うと、営業の同期とかと話していると
「目標がきつすぎないか」とか「この目標の意味はとか」とか「事業として何を目指しているのか」
とか結構聞かれるのです。

自分の事業のことはある程度、語れたとしても正直、その目標は全社オールの要件だから
自分のカンパニーはここまで達成しなければならないんだよなんてことにリアル感を持って説明しがたい。

事業企画の立場としては、
「自分の事業のポジショニングは金のなる木だから
せっせこ稼いで利益を未来の事業に投資するために渡すのだよ、
それが会社の未来のためにとても健全な判断だ」
なんて言い聞かせられる。

けど、現場では前年対比で売上が伸びていても目標には届かない・・・という現実。
全社のためにという大義名分で納得させられはしない。

よくわからないが、少しやりきれない気がした。
事業に携わる皆がもっとハッピーに働けるようにと決意しつつ、
やはり高い視点を個々人が持てることが会社としての強みになるのかと思った、
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by shimochan_terry | 2008-01-19 14:08 | 会社